終わってみれば、いつもの結果だった。
なかでも、ライコネンの速さは圧巻だった。
抜けない鈴鹿で、17位スタートから優勝。
最終ラップでフィジケラを抜いた瞬間、鳥肌が立った。
チャンピオンにはなれなかったが、マシン、ドライバーとも現役最速であることを証明した。
アロンソも16位スタートからの3位は、さすがチャンピオン。
来シーズンもこの2人を中心に、チャンピオン争いが繰り広げられることだろう。
対称的だったのは、日本勢。
トヨタは、ラルフがポールスタートだったが結局8位。
今シーズンはどちらかというと、オーソドックスな作戦のほうが良い結果が出ていたトヨタ。
3ストップで優勝を狙ったが、セーフティーカーが序盤に入る不運もあり不発。
ホンダもバトンがウェ-バ-にまで抜かれ、5位。
こちらも作戦がうまくいかなかった。
しかしトヨタ、ホンダとも明らかに優勝を狙った結果だったと思う。
この経験が、優勝を狙えるチームになったときにきっと生きてくるだろう。
トゥルーリは予選、決勝を通じて全く良いとこなし。
琢磨に横っ腹をぶつけられるというおまけ付。
その琢磨。
1周目のコースアウトは、スタートが悪かったためにおきたもの。
そしてトゥルーリにぶつけるのは、トップドライバーであったら起こさないミスだったと思う。
オーバーテイクは間違いなく琢磨の魅力だ。
でも、最後まで走れなければ、入賞も優勝も無い。
当然、事故になったことに対し言い分はあるだろうがせっかくの5位スタートだっただけに、本当に残念だ。
昔から続く、日本人ドライバーに対する”今度こそ”。
琢磨はいつ、そのときを迎えてくれるだろうか?
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